花も嵐もふみこえて

顔で笑って心で泣いて、オンナは辛いわあ・・・ プニの日常を綴ります

息子のこと

息子の大学の後期が始まっています。
コロナで入学式もなく
前期はすぐに遠隔授業が始まりました。
レポートの書き方や提出の仕方など全く分からず
手探り状態での開始でしたが
なんとか単位もとれて前期を終えました。
後期もやはりオンライン授業が主で
対面授業は週1か2あるだけなんだそうです。
なので、対面がある日は学校でもオンラインを受ける
という❔な風景・・・
(一コマの対面授業の後次のコマがオンライン授業だと
家に帰ってる時間がない、というややこしさが発生)
それでも、学校に行けるのは嬉しい!
と喜んでいます(*´▽`*)


息子は今年大学に入学しましたが、現在21歳です。
早生まれなので、実際の同級生は22歳
大学なら4年生になってますね(;´∀`)


というのも
息子も娘同様、起立性調節障害という病気を患っていました。
兄妹で発症する、というのは結構あるようです。
遺伝的なものもあるんだと思います。
二人共となると
親として当時は絶望的でしたが(ノ_-。)


娘より息子の方が先に発症して、中3の時に診断を受けました。
起立性調節障害(OD)の体位性頻脈症候群というタイプで
娘よりもはるか重症でした。
朝起きれない、動悸、めまい、常に吐き気、腹痛、頭痛、体が重い
疲れやすい、倦怠感、変なゲップ音、睡眠障害、集中力の低下
授業中も気持ち悪くなり座っていられなくなって
保健室行くんだけど
教師に嫌味言われたり、友達にはサボりだと言われ
周囲の理解不足で心が折れて、体調もますます悪化
高校を2年間休学しました。
その間は病院ジプシーでした。
私も夫も形相変えて・・・必死だったんです。
だって当初、小児科でODと診断されたんですが
治療法がなくて、体の成長が止まって大人になったら治る
と言われたんです。
だから、しんどくても、しんどいなりに過ごしていくしかないって。
いくら命にかかわる病気じゃないからって
そんなの息子の青春時代が終わっちゃうじゃないかって
絶望的で、悲しくて悲しくて。
病院を探しまわり、いろんな治療法をやりました。
その間、パニックも併発。
最終的に、ある治療家さんのアドバイスで鍼灸に出会い
息子は救われました。
休学したのちに通信制の高校へ入り直して卒業
一年浪人して今の大学に入学しました。
今も体調維持のために定期的に鍼灸治療は続けています。


そんなこんなで
やっとたどり着いた大学生\(^▽^)/
夢にまで見た普通の大学生活(≧▽≦)
のはずが
無残にもコロナで台無しにされてしまいました(>_<)


でもね、こんな状況でも息子が言うんです。
僕は幸せだって。
「コロナで学校に行けなくて悲惨だけど
大学生になれて、人並みの普通の生活ができていることがありがたい。
どん底だった頃があったからこそ、当たり前のことが嬉しい。
それに気付けて嬉しい。
勉強は難しいけど新しいことを学ぶのが今ものすごく楽しいんだ!
やりたいことがたくさんある!」


私も息子も病気で価値観が180度変わりました。
良い意味で。
もちろん、病気なんてしない方がいいに決まってます。
でも病気と引き換えに得たものは大きかったです。
病気になるまでは
息子に将来のために頑張れ!頑張れ!と
言い続けてきたような気がします。
大事なことを忘れて。
将来のことも、健康でなければ何もできません。
すべては健康あってこそ、です。
心と体の健康が前提。
今を楽しんで生きてこそ、将来があるんですね。
健康で豊かな心を持つことが幸せなんだって
幸せのあり方の基準が変わりました。


娘のことはまだ渦中で辛いです。
でも、これも人生の通過点なんだって
必要なことなんだって、思ってます。
だからよけいに、息子の前向きな姿勢と明るさに救われています。


こんな風に思えるようになったのには
紆余曲折
良いも悪いも、この世にはないのかもしれません。


コロナもまた然り・・・・



長くなりました(;´∀`)
読んでくださった方、お付き合いくださり
ありがとうございました。

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